気ままに樹紋

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水温む季節

20050502222542.jpg
1ヶ月ほどで鮎釣り解禁だとTVニュースで言っていた。
釣りはほとんどやらないが、興味はある。たとえ釣果がなくても、釣り糸を垂れ、水音や波の煌きを感じている時間が魅惑に満ちていることは知っている。

釣りをしている自分の姿は、古いアルバムをめくるように、子供時代の思い出の中にだけある。

父に連れられて行った、郊外の池。
父が一緒だったということは、小学三年前後のちょうど今の季節。記憶は案外いい加減だったりするが、草木の緑の色や、触った水はやさしい温度であったことなど、いくつかの融合した記憶が「八十八夜の頃だよ!」と私に教えてくれる。

八十八夜?
あ。そうだった。ブリキのバケツにいっぱい。八十匹を上回る鮒を、父と二人で釣り上げて帰った。
父がすべての鮒を衣をつけた天ぷらにした。天ぷらにしたことで、淡水魚のくさみを気にすることなく「旨かね~!」と、たらふく食った。
お腹が膨れて、あることを思い出した。
「おとうさん。鮒のぞうばた出したと?」(※ぞうばた=はらわた)
「出すもんね。丸ごと食べるに決まっちょろうが」

吐きそうになった。

餌はウジ。

釣具店で買ったウジは無菌とはいえ、私にはウジはウジでしかなかった。父の世代はごく自然に、昆虫類を食す機会もあったと思う。胃の中のウジを吐き出したがっている息子に納得がいかないのは父の方だったかもしれない。

数十年経っても、私は、まだ
「吐き出したかぁ」



下描き:水性ボールペンのあたり
画材:透明水彩絵具
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  1. 2005/05/02(月) 23:55:36|
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  1. 2006/04/23(日) 22:38:40 |
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