気ままに樹紋

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恐怖の嘴

20050127221813.jpg

母の実家は農家で、牛やアヒル、鶏を飼っていた。
遊びに行くと私は、蓮華草やくず野菜などを刻んで、米ぬかや穀類と混ぜてそれらの餌作りを手伝うこともあった。面倒を見るから彼らに愛着もあった。
だが、一羽の大きな雄鶏は私を見つけると、首を伸ばし信じがたいスピードで追いかけてきた。小回りも効く彼は簡単に追いついてきて、私のふくらはぎを手加減無く鋭い嘴で突くのだ。痛いから前向きになると、向こう脛を攻撃される。憎くて怖い雄鶏だった。

農家で過ごす冬休みは、楽しいことが多かった。
木の実が落ちた森を歩くのが好きだったし、正月を迎える準備に明け暮れる独特の雰囲気も好きだった。
年末のビッグイベント餅つきが済んだら、二羽の鶏を絞めてさばくのも家族中で取り組む大仕事だったが、あの雄鶏に白羽の矢が立ったときは小躍りした!
だがその喜びは一瞬で終わった。雄鶏を締める役目が回ってきてしまった。
憎い雄鶏の首を絞めようとするのだが、暴れる。鶏の体温が伝わって来る両手に力が入らない。鶏はさらに暴れる。
結局その役目は解かれた。「生きる」ことの大変さを体感した小学生の冬だった。
下描き:鉛筆のあたり
画材:透明水彩絵具
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  1. 2005/01/27(木) 22:59:20|
  2. 郷愁…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

ヨーロッパのリゾートホテルレストランで、食事しようと、美しい景色のみえる窓際に席をとったら、
目の前を
悲痛な叫び声
を出しながら、両足を、せいいっぱいつっぱり、喘ぐ子牛を大男が二人無理矢理縄で縛り連れ去るの図を目の当たりに。暫くするとその子牛の料理が。その方は、今も子牛は食べられないそうです。モンゴルでは小羊を1頭射止める時、その仲間達が遠くの山々から、次々と、こだまのように、泣叫ぶそうです。何とかしたってくれーと言わんばかりに。
  1. 2005/01/28(金) 17:29:36 |
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  3. こひつじ #-
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