気ままに樹紋

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血の池

20050227203202.jpg

別府温泉の「血の池地獄」は、血の色を想わせる赤い色をしている。
だがそれは赤い色の粘土が、沸き立っているもの。
故郷の飯塚市では、記憶のうちでも五度の引っ越しをした。そのうち私が一番長く住んだ家の近くに、別府の「血の池」以上に凄まじい池があった。
池はまさに「血の池」。どす黒い紅い色を湛えていた。


池の辺に、“屠殺場”があった。
毎日解体される牛や豚から流れた血が溜まった池。一見それとは判らない色に変わってしまった部分や、水草が覆い、古い池の様に見える部分が大半なのだが、新しい血が流れ込む所だけは鮮やかな色をしていた。

池を挟んで、屠殺場の対面には日本専売公社(JTの前身)の施設があり、タバコを積んだトラックが池の淵の坂道を上り下りしていた。

私と友人らは、「血の池」に張り出した木の幹にぶら下がって、肝試しごっこをして遊ぶことがあった。

ある日。坂道からトラックが池に突っ込んだ。
横転したトラックの荷台から、大量のタバコの箱が血の池に散乱し、沈んだ。
水草が掻き分けられて、さらに紅い色の「血の池地獄」になった。
その後。木の幹にぶら下がって遊ぶことはしなくなった。


下描き:鉛筆のあたり
画材:透明水彩絵具
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  1. 2005/02/27(日) 21:07:38|
  2. いろいろ…
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